1300年前の日本の最古の風呂とは?

1300年前のお風呂は治療

日本古来のお風呂とは、蒸した風呂に薬草などを敷き身体を温め治療として用いられていました。仏教と深いかかわりを持ち、僧侶達は医学等も学び薬草等を用いて治療も行っていました。「施浴」は身を清めるために使用されたものを近隣の方に開放し、布教も兼ねていました。当時のお寺には「施浴」が設置され診療所的な役割も担っていたようです。奈良県の法華寺には光明皇后様(東大寺を建設された聖武天皇の妻)が日本で最初の「施浴」をつくられました。光明皇后様は私財を施薬院や孤児院、施浴等に使い庶民を救うために翻弄された方でした。

弘法大師の石風呂伝説

また瀬戸内海の今治の海岸付近では最古の石風呂がいくつも見かけられます。この石風呂もやはり治療目的でれ利用され「弘法大師」が伝えたという伝説があります。
天然の洞窟で火を焚きそこに海草を敷いてその中で身体を治療する、というもので2~3週間近隣に泊まり込み、日に何回も入る温泉の湯治のような入り方をしていたそうです。温泉に入るという習慣はこの時代にはあまりなく、お薬もなかった古来の日本人にとっては「お風呂」が治療でした。

石風呂のお写真をこちらのブログよりお借りしました⇒https://ameblo.jp/girou88/entry-12619673535.html

いつしか忘れてしまった日本の古来の教えとは

薬や津療法が発達し、医学的に様々なことが解明されたおかげで、現代人は古来の人たちよりも遥かに長生きです。おいしいものを食べ、忙しい生活の中、便利な世の中では、ファーストフードや季節感のない野菜や果物もいつでも手に入ります。でも身体は本当に喜んでいるのでしょうか?手軽で便利な世の中の代償に排気ガスや添加物などの有害化学物質、何処に行っても保たれた温度により私達の身体は汗がかけないことで体温調節が出来ずに「排泄の出来ない身体」を知らずしらずの間に作っています。

「汗がかけない」「便秘」「低体温」排泄出来ないことが「肥満」「老化」「ストレス」「ホルモンバランスの乱れ」「花粉症」にまで影響を与えています。現代人の身体は栄養や代謝を上げることより、「老廃物を出せる身体」解毒、浄化の機能を上げることを必要としています。

今の日本人は栄養を摂ることより出すことの方が大切ですね!!

「ウィキペディアより」現代病(げんだいびょう、:Modern diseases)とは、都市化、産業化など、過去にはなかった現代生活習慣や環境などに起因する種々な病気を指して用いられる言葉である。研究者により定義は異なるが、糖尿病メタボリックシンドロームに代表される生活習慣病アレルギー疾患に代表される生活環境病の総称とする概念[1]、あるいはストレスに起因する疾病を含む概念を提唱する研究者もいる[2]。1970年代頃から主にジャーナリズムによって広められ社会的通称となった語であり、「現代病」という名称の病気が存在しているわけではない。また、現代病と呼ばれる病気も時代及び研究者により異なる。

 

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